2011年4月23日(土)~7月18日(月・祝)に開催した、企画展「空海からのおくりもの 高野山の書庫の扉をひらく」の図録です。
■目次
開催にあたって
ご挨拶
序論 高野山と印刷文化について なぜ“高野山”なのか
第1章 それは山の正倉院だった-古代世界の至宝
東アジアの刊本一切経について
日本での印刷はこうして始まった
インタビュー 日本語における空海とその時代、高野山の軌跡
第2章 甦る文字と日本語-ことばに生命と理法を
鎌倉時代から江戸につながる「高野版」の歴史
コラム 高野版の特徴
コラム 空海をもっと知りたい
第3章 描かれた空海-絵巻のなかの高野山
ひろがる仏のイメージ 日本中世の版画小史
コラム 高野山で出会う『高野大師行状図画』の美
第4章 遺産を忘れない-江戸時代の印刷までも
仏教信仰がはぐくむ古活字版
コラム 高野山にみる歴史群像 西行法師から家康まで